GCOE集中講義「数学と自然科学・社会科学 II 」 (2010年11月22日・24日〜26日)

多様な人材育成プログラムの一環として、GCOE集中講義「数学と自然科学・社会科学 II 」を開講します。

ポスター(PDF)

日 程11月22日(月)15:00〜17:00
11月24日(水)10:00〜12:00
11月25日(木)15:00〜17:00
11月26日(金)10:00〜12:00
講義名数学と自然科学・社会科学 II
講 師正宗 淳氏(Penn State Altoona)
場 所京都大学理学部3号館108講演室
タイトル

「米国における応用数学教育について」

 

講義の目的と概要

米国における応用数学教育の一面を紹介する。

1) 米国における応用数学の定義・概要、現状。

2) Professional Science Master's(PSM)と学部の講義の紹介。PSMは実社会で活躍できる応用数学者の教育を目的として設立された、米国における応用数学の最新のマスター・プログラムである。従来の大学院における応用数学の教育に加え、社会で専門知識を生かすために必要な技術の習得を目的とし、成功を収めている。ここでは、同プログラムの概要を紹介し、さらに、統計学のコースの講義を解説する。

3) Homogenization理論の講義の紹介。同理論は材料工学における問題を源にもち、その後、変分問題の一分野として発達しており、“応用数学の純粋数学への応用例”といえる。ここでは、基礎的なアイディアと定理、それに加えて、純粋数学と応用数学における最近の分野の論文を1本づつ紹介する。

予備知識としては、学部2年生程度の解析学の知識があれば十分である。