集中講義

発表言語 日本語
開催日 2010年11月24日 10時00分
終了日 2010年11月24日 12時00分
開催場所京都大学理学部3号館 (数学教室) 108号室
タイトル 数学と自然科学・社会科学 II 「米国における応用数学教育について」 
分野 解析
その他
講演者名正宗 淳氏
講演者所属Penn State Altoona
概要講義の目的と概要

米国における応用数学教育の一面を紹介する。

1) 米国における応用数学の定義・概要、現状。

2) Professional Science Master's(PSM)と学部の講義の紹介。PSMは実社会で活躍できる応用数学者の教育を目的として設立された、米国における応用数学の最新のマスター・プログラムである。従来の大学院における応用数学の教育に加え、社会で専門知識を生かすために必要な技術の習得を目的とし、成功を収めている。ここでは、同プログラムの概要を紹介し、さらに、統計学のコースの講義を解説する。

3) Homogenization理論の講義の紹介。同理論は材料工学における問題を源にもち、その後、変分問題の一分野として発達しており、“応用数学の純粋数学への応用例”といえる。ここでは、基礎的なアイディアと定理、それに加えて、純粋数学と応用数学における最近の分野の論文を1本づつ紹介する。

予備知識としては、学部2年生程度の解析学の知識があれば十分である。
リンクhttp://gcoe.math.kyoto-u.ac.jp/various/10nov22_sss2.html