数学吉田塾・連続講義「モジュラー曲線と数論幾何学」 (2012年12月11日、13日、17日、19日)

理学部1、2回生で数学の進んだ内容に興味を持つ学生を対象に、数学吉田塾・連続講義を行います。

日 程 2012年12月11日(火),13日(木),17日(月),19日(水)の全4回
時 間 18:15〜19:30
場 所 京都大学理学研究科3号館 108講義室
講 師 三枝 洋一 (京都大学白眉センター・特定准教授)
対 象 理学部1、2回生で数学の進んだ内容に興味を持つ学生

* 申し込みは不要です。

PDFファイル


「モジュラー曲線と数論幾何学」

モジュラー曲線とは,複素上半平面を合同部分群というものの作用によって「折り畳んで」得られる図形のことです.今回の講義では,このモジュラー曲線と整数論との繋がりについて概説し,数論幾何学という分野への入門を試みたいと思います.モジュラー曲線が不思議なことに整数係数の方程式で記述できるという話から始めて,ラングランズ予想やBSD予想などの,現代整数論における難問についても紹介する予定です.