数学吉田塾・連続講義「整数論の華 類体論」 (2011年11月28日〜12月2日)

理学部1、2回生で数学の進んだ内容に興味を持つ学生を対象に、数学吉田塾・連続講義を行います。

日 程 2011年11月28日(月)〜12月2日(金)の全5回
時 間 18:15〜19:30
場 所 京都大学理学研究科3号館 110講義室
講 師 加藤 和也 (シカゴ大学数学科・ 教授)
対 象 理学部1、2回生で数学の進んだ内容に興味を持つ学生

* 申し込みは不要です。

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「整数論の華 類体論」

類体論は日本の数学者高木貞治さんが 1920 年頃に作り上げた理論で、当時の整数論の最高の理論であった。私は若い頃、類体論にあこがれ、その発展に寄与できたらと思いつつ、願ったことができぬまま 老いぼれてゆきつつある(とほほ)。若い皆さんに類体論のおもしろさを、わかりやすく説明したい。類体論のその後のいろいろの人による発展についても述べ たい。予備知識は不要です。吉田塾合宿で話したこととは、整数論であることが共通していますが、そんなに関係はありません。