セミナー

発表言語 日本語
開催日 2012年10月10日 15時00分
終了日 2012年10月10日 16時00分
開催場所京都大学数理解析研究所006号室
セミナー名第62回 GCOE tea time
タイトル ランダムウォークの軌跡の構造について 
分野 解析
講演者名白石 大典
講演者所属京大数学教室
概要 ランダムウォークの軌跡の構造を調べる問題は、確率論において基本的な問題のひ
とつである。その構造を解明するアプローチの仕方は数多く存在するが、本講演では
軌跡の上のカットポイントと呼ばれる点に注目する方法を考える。ここで軌跡上の点
がカットポイントであるとは、その点を通過すまでの過去の軌跡と通過後の未来の軌
跡が交叉しないことをいう。結果としてランダムウォークの軌跡は、カットポイント
によりお互いに交わらないいくつかのパスに分離されることになるが、それぞれのパ
スの構造を理解することは軌跡全体の形状を研究する上で重要となる。本講演ではこ
れまでの研究で解明されていることや今後の課題をわかりやすく説明したい。
備考他分野の話を聞いたり、若手研究者と交流する良い機会ですので ぜひ参加してください。飲み物、おやつも用意する予定ですので、お気軽にお越しください。
リンクhttp://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~kenkyubu/gcoe/2008teatime.html