| 概要 | 本講演は若杉勇太氏(阪大)との共同研究に基づく内容である。絶対値p乗(1<p≦1+
2/n)の非線形項を持つシュレディンガー方程式(NLS)に対する時間大域解の存在を考
える。このNLSに対して時間局所 解の存在は良く知られている。
しかし、この種の非線形項はゲージ不変性を持たないので解の 保存が不明であ
ることや、その上振動効果が消えるため大域的性質の抽出が困難であり結果がなかっ
た。(n,p)=(2,2)の場合は通常の波動作用素の非存在が知られている。
今回非線形熱方程式等の解の爆発の研究で良く用いられるZhang氏によるテス
ト関数の方法とゲージ不変性のある非線形シュレディンガー方程式に対する 理
論とを組み合わせることにより次を示した。
1<p≦1+2/nの場合、初期値が小さくても形状を選べばその局所 解は大域的には
延長できず解の最大存在時間でその ノルムが爆発する。
今回はその証明のポイント部分を紹介したい。
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