セミナー

発表言語 日本語
開催日 2011年11月18日 15時30分
終了日 2011年11月18日 17時30分
開催場所京都大学理学部3号館 (数学教室) 251号室
セミナー名NLPDEセミナー
タイトル Global existence of weak solutions to quasilinear degenerate Keller-Segel systems of parabolic-parabolic type 
分野 解析
講演者名石田 祥子
講演者所属東京理科大学
概要本講演では準線形退化放物-放物型のKeller-Segel系の大域的弱解の存在について考える.
以下m:拡散の強さ, q:非線形性, N:次元とする.
【定理1】 q<m+2/N (Sub-critical case) のとき初期値の大きさに関係なく大域的弱解が存在する.
この定理1は今までKeller-Segel系には使われていなかった最大正則性原理を用いたことが証明の最大のポイントである.
【定理2】 q≧m+2/N (Super-critical case) のとき, 初期値が十分小さければ大域的弱解が存在する.
定理2は解のL^r評価を得るために最大正則性原理を用いたことと、
L^\infty評価を得るために R. Suzuki (1998) におけるL^\infry-L^r評価の証明方法を利用したことがポイントである.
本講演では、上記の2つの定理の証明のポイントについて説明する.
リンクhttps://www.math.kyoto-u.ac.jp/~yosihiro/nlpde/nlpde.html