発表言語 |
日本語
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開催日 |
2011年05月24日 15時00分
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終了日 |
2011年05月24日 16時00分
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開催場所 | 京都大学数理解析研究所402号室 |
セミナー名 | 第41回 GCOE tea time |
タイトル |
ヒルベルトの第14問題と加群上の局所べき零導分 |
分野 |
代数 幾何
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講演者名 | 田中幹也 |
講演者所属 | 京都大学数理解析研究所 |
概要 | を標数の体とする.を上の変数多項式環とし,をとの中間体とすると,は-代数として有限生成であるかと
いうのがヒルベルトの第14問題である.ここで,はの商体である.これま
でに,ヒルベルトの14問題の反例は多項式環上の局所べき零導分の核として数多く作
られてきた.局所べき零導分の核が有限生成になるかという問題は,次元以下は
肯定的な結果が得られており,次元以上は部分的な結果しか得られていない.
局所べき零導分を環上だけで考えるのではなく,加群上にまで拡張したものを新たに
導入することで局所べき零導分の性質をより深く調べられるのではないかということ
で,「加群上の局所べき零導分」を研究テーマとした.加群上の局所べき零導分の核
の有限生成性およびヒルベルトの第14問題との関連について,これまでに得られた結
果を紹介する. |
備考 | 他分野の話を聞いたり、若手研究者と交流する良い機会ですので ぜひ参加してください。飲み物、おやつも用意する予定ですので、お気軽にお越しください。 |
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