セミナー

発表言語 日本語
開催日 2011年03月01日 15時00分
終了日 2011年03月01日 16時00分
開催場所京都大学数理解析研究所402号室
セミナー名第38回 GCOE tea time
タイトル トーリック多様体の導来圏 
分野 代数
幾何
解析
講演者名大川 領
講演者所属京大数理研
概要Bondal 氏によるObervolfach report, 3 (1), 284-286, 2006 の説明をする。
完備かつ滑らかなn次元トーリック多様体のデータから、n次元実トーラスに階層構造が入る。
各階層を頂点、階層の内点間を結ぶ道のホモトピー類を矢として関係つき箙が得られる。
Bondal 氏の主張によると、ある種の条件の下、この箙表現の導来圏を通して、
トーリック多様体の連接層のなす導来圏とn次元実トーラス上の先の階層構造を持つ
構成可能層の導来圏の圏同値が得られる。
これを、いくつかの具体例により説明する。
また、関連する発表者自身の結果について説明する。
備考他分野の話を聞いたり、若手研究者と交流する良い機会ですので ぜひ参加してください。飲み物、おやつも用意する予定ですので、お気軽にお越しください。