概要 | 1970年代,L.Zalcmanは(複素1次元)正則写像族が正規族で「ない」ための
必要十分条件を与える補題を証明した.
本講演では,この補題の1次元複素力学系への応用例をいくつか紹介する.
少なくとも次の3つを解説する予定である:
- 「Julia集合内で反発的周期点は稠密(Julia, Fatou)」の簡単な証明
(after Schwick, etc.)
- 「Mandelbrot集合とJulia集合の類似性(Tan, Rivera-Letelier)」の簡単な証明
- Lyubich-Minskyラミネーションの簡単な構成方法,またそのvariantの構成
なお,講演後に懇親会を予定しています.
学生の方には参加費の割引もあるのでふるってご参加下さい.
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