概要 | ある構造に対し、変形のモジュライ空間が多様体構造を持つ場合がある。
例えばカラビ・ヤウ多様体における特殊ラグランジュ部分多様体の
モジュライ空間は有限次元多様体になる事が知られている。
このティータイムではモジュライ空間が多様体構造を持つといった現象と
そこに用いられている解析的手法を微分複体を通して説明する。
完備化、楕円型微分作用素などの定義は極力せずに
その性質と応用の過程を概観しつつ、気楽に談話することを目的とする。
時間が余れば、応用として佐々木・アインシュタイン多様体における
特殊ルジャンドル部分多様体の変形理論について紹介したい。 |